2007年の記事40件
2007年12月20日
風邪が流行り始めています
折角なので今まで習った套路を順番に復習していきました。
一時間くらいじっくり基本功を行って、套路の練習を行う。
苗刀、劈掛単刀と練習して、最近課題の三節棍。
縦の振り回しはだいぶ出来てきて止まらずに振り回すのがとても気持ちいいです。
問題は横の振り回し、頭上でまわして腰でまわして、また頭上でまわして飛びながら腰でまわして・・・を繰り返し練習しました。
はじめはゆっくりとだんだん早く・・・。
早くしていくと手が寒さで悴んでいることもあって、追い付かなくなり、三節棍の端の金具が体のあちこちに当たって痛い!
でも、なんとかこれはマスター。
次いで、頭上でまわして伏せて体の後ろで回す動作。
私はこの動作が最も苦手だったのですが、なぜか一回目で出来てしまい、そのあとも失敗なし。
あっさりマスター?。
そのあとも何の問題もなく振り回す。
・・・うーん。
自分的には最も危険な『なぜかマスター現象』。
次が心配・・・。
兵器の練習を終えて道場へ戻ると、本日は体験の方がいらっしゃっていました。
ここでは仮にAさんとしておきます。
Aさんは事前に見学にもいらっしゃっており、先生の勧めや火曜日助教練の螳螂拳をみて螳螂拳を学びたくなったそうです。
Aさんは体験学習のメニューを終えた後も見学したいとのこと。
それじゃということで、学生全員で初級から中級まですべて練習しました。
私は最近螳螂拳の摘要拳をメインに練習してたので、一つ一つの技はよかったのですが反省すべき套路もありました。
最後に楊家簡易三十六式太極拳をお見せして、練習終了。
最近は練習が終了するとすぐに寒くなるようになりました。
冒頭にも記載しましたが、風邪が流行ってきているようです。
練習後は汗の始末をきちんと行い、体調の管理に十分気を付けてください。
2007年12月11日
高中学生が
期末テストがあったりして通ってくる間隔が開いていたのですが、どうやら無事終わった模様。
道場の高中学生から学校の授業や普段の遊びの話を聞くと、自分の時とはかなり変わっていて面白いです。
教科書もすっかり変わっているようですし、流行りも違います。
たまーに私が子どもの時に流行っていたものが流行っていたりしてビックリすることもありますが・・・。
さて、学校の話はこれ位にして練習開始です。
今日練習に参加していたK君は家でも練習しているようで、騎馬式や基本の蹴りが段違いに良くなっていました。
騎馬式は正確にできるようになってきたし、蹴りもよく走っていました。
基本功が少しずつ出来るようになってきましたので、今日はもう少し細かいところも注意してみました。
特に腰。
初心者は腰を使わず、手だけでやろうとする傾向があります。
私にも経験がありますが、螳螂拳は速さを求めるあまりついつい手打ちになってしまう事があります。
それは確かに早いかもしれませんが、威力は期待できません。
ですから基本功を練る今のうちに体を使って素早く打てるようにしておきます。
十二路をきっちり練習したら、今度は対打を練習します。
最初のうちは套路の練習はできても対打になると相手がいるので、対打になった途端にわからなくなることが多いです。
でもそれを練習していけば、技の掛ける感覚が身に付き、理解が深まっていきます。
最後は出洞拳を練習して本日の練習は終了です。
2007年12月04日
体質が
先にも書きましたが、以前私は基礎体温が35.0℃以下という低体温症でした。
ところがここ一年間で、基礎体温が36.5℃になり、風邪も引きにくくなってきました。
アトピーも酷いときには体がまだら色になり、寝ると翌朝布団が血だらけになる程だったのですが、今では少し乾燥しているときに保湿のためのローションを塗る程度にまで良くなりました。
冬になると洗い物の手あれも酷かったのですが、アトピーが良くなると同時に荒れにくくなりました。
中国拳法では五行の気を練って体質を変える段階になるとこういう体質の改善が起こるそうです。
昨年、今年と仕事が忙しく、時間があまり取れない時期もあましたが、時間がある限り蘇老師や野田先生から教わった五行気の練習をやりました。
その効果が出てきたのだと思います。
おかげで去年の暮れあたりからずいぶん楽になりました。
五行気の練習には五行八卦気功や太極拳の気功などがありますが、実は八極拳や螳螂拳の套路でも行っています。
・・・というか全部です。
初心者が五行の気を実感しやすいのは、五行八卦気功や太極拳の気功です。
なお、五行の気に関しては『拳藝論』や『太極拳内景経』に詳しく記載がありますので、そちらを参考にしてください。
さて、今日の練習は先生に總敵拳の対打で稽古をつけてもらいました。
最初は軽くやって、徐々にスピードを増していきます。
だんだん体を動かしたときの感じや体の部位をぶつけたときの感じが心地よく感じれるようになってきました。
相変わらず今はついていくのに精一杯ですが、徐々にまた何かが変わってきた感じがします。
次は何が良くなるのかなと思うとすごく楽しみです。
2007年12月03日
最近また膝が
寒くなると、古傷が痛むようです。
最近はあまり無理しないようにと気をつけています。
体が冷えちゃうと、怪我しやすくなってしまいます。
ですから、練習中でもそこに気を配らなくてはなりません。
ストレッチを多めに行うとか、体が冷え切らないように気を配るとか・・・。
とにかく、怪我だけはしないように気をつけて練習しましょう。
さて、本日の練習はこの寒い中、半袖で練習する暑がり屋さんばかり集まりました。
皆さん少し基本功を行っただけでもう汗だく。
特に助教練のKさんはすごい汗かき。
私も低体温症が治ってすごい汗をかくようになりましたが、全然かく量が違います。
汗かきに関してはこの人には一生敵わないでしょう。
仕舞いには「窓開けていいですか?」と来たもんだ。
でも、そこは快く「はい、いいですよ」と答えとく。
すぐ寒くなって閉めるだろうと思っていたら・・・、結局、練習が終了するまで閉めませんでした。
この日の締めは八極拳。
先ずは、三肘拳の套路を行い、それが終わると対打。
このあたりになると皆さんもう汗の量がすごい。
あの助教練のKさんですらI川さんに「すごい汗ですね」といっていました。
三肘拳の対打は接近戦における肘、膝の練習が出来るので、個人的には大変気に入っています。
一方、受けの方も体当たりや関節技が含まれていて本気でガッツン、ガッツンやれるととても気持ちいいです。
これが終わると、丁字八歩拳。
I川さんは先の合宿で念願の八極拳の丁字八歩拳を学びましたので、練習参加者全員で丁字八歩拳を練習しました。
助教練のKさんを先頭に先生が号令をかける。
「丁字八歩拳、一本目。一、二、三!」
I川さんはまだ習ったばかりで、順番もおぼつかない様子。
先頭のKさんを伺いつつ、練習していました。
丁字八歩拳が終わった後は床が汗の道になっていて、最後にかわるがわるモップがけをしていました。
練習後は体を冷やさないように気をつけていたのですが、帰りの電車待ちですっかり冷やしてしまい、膝が痛くて家路が辛くなってしまいました。
皆さんも気をつけてください。
2007年11月30日
事務局連絡
12月2日(日)の練習は午後5時から体育館で行います。
時間と練習場所をお間違えないようお願いします。
寒くなってきましたので、風邪など引かないよう汗の始末に気をつけてください。
以上、取り急ぎご連絡まで。
2007年11月29日
蘇老師2007年秋季合宿
私が合宿所に到着したとき、蘇老師の古参の拝師弟子のSさんが丁度いらっしゃっいました。
Sさんは今回の合宿に細長いケースを持ってきていたのですが、Sさんの会社の人には「Sさん連休はまた釣りですか?」といわれてきたそうです。
ケースの中は釣り道具ではなく実は刀(木製の練習用)なのですが、Sさんはもういい加減会社の人に説明するのが面倒になったらしく「はい、そのようなものです。」と答えてきたそうです。
今季の合宿では螳螂拳、八極拳、八卦掌、陳家太極拳を学びました。
各拳種で各自の進度に合わせて学習していきます。
私は大まかには、螳螂手拳、虎熊合一拳、八卦双刀、陳家太極拳簡化36式等を学びました。
これだけでも盛りだくさんの内容何ですが、今回は初心者の方や女性が参加されていましたので、蘇老師は各套路の訓練の意味合い、動作の意味等をかなり詳しく説明してくださいました。
特に今回大八極拳を学んだK谷さんや、中虎燕、六大開拳を学んだ女性のMさんは本当に細部の細部まで手取り足取り状態でした。
更には螳螂拳の○○の方法や八極拳の○○の訓練法等・・・挙げればきりがないほどです。
参加者の皆さんは覚えるのに大変だったでしょうけど、更に理解が深まったのではないかなと思います。
Sさんは「パンク寸前です。八卦双刀は任せました。もうぐちゃぐちゃです。」と半笑いで仰っていましたが・・・。
合宿のメリットは日ごろは次の日の仕事を気にしながら練習しなければならないのに対して、仕事を気にせずに練習に集中できるところです。
また、蘇老師にチェックをしてもらえたり、わからないところは蘇老師に質問することができます。
私も六大開や八卦掌であいまいだった/間違って覚えていたところをチェックしてもらい、なぜこのような動作なのかを説明していただきました。
練習中は習ったものについてお互いに話し合ったり、教えあったりしながら蘇老師を囲んで楽しい時間をすごすことが出来ました。
合宿終了後は一門の拝師弟子で合宿の打ち上げを行いました。
お酒のおいしいお店でしたが、会計はすごい金額でびっくりしました。
2007年11月27日
取材日記
「今日は取材があるから、外に兵器の練習に行かないで道場で待っているように。」
何(何拳)の取材だろう?
取材は久しぶりでしたので、少し緊張して、体をほぐしていたところ、机の上に『蘇老師 実戦~』と書かれた企画書のような紙が・・・。
ひょっとして、また痛い目に?
私はちょっと嫌な予感がしましたので、体を出来るだけ練っておこうと、太極拳の気功と螳螂拳の七星螳螂摘要拳を練習をしていました。
しばらくして蘇老師、野田先生と共に山田編集長、記者のNさんがいらっしゃって、撮影が開始されました。
撮影は・・・
少し(技によってはかなり)痛い目を見ましたが、蘇老師は色んなタイプの格闘技者と対戦していて、技を実際に体験することが出来て非常に勉強になりました。
状況をその技を使用した場面に限定してはいましたが、そのどれもが生々しく、昔はこんな風に戦ったんだなという感じが伝わってきました。
これまでもいろいろ技を受けましたが、さすがに実際に使った技は用法説明の時とは違って、殺伐としていてエグイものでした。
蘇老師はすでに高齢ですが、いまだ技のどれもが早く、威力も高いです。正面から同時に打って、一方的に打ち勝つという技術云々ではなく単純に功夫の高さが見れる場面もありました。
また、今の自分では理解不能な『???なんで???』な技もありました。
山田編集長は更にエグイとした技が出ることを期待していたようですが、今回はやめていただきました。
この実戦談は『達人』シリーズ、その他の山田編集長の本に載るみたいです。
興味のある方は是非買ってください。
よろしくお願いします。
2007年11月20日
『本部道場練習のお休みにつきまして』
11/23(金)~11/25(日)の3日間、誠に勝手ながら、”蘇いく彰老師秋季合宿”のため
本部道場(東高円寺)での練習は、お休みさせていただきます。
ご了承の程、宜しくお願い致します。
============================
八極螳螂日本分舘事務局
03-3316-1200
http://www.pachitanglang.jp
mailto:info@pachitanglang.jp
2007年11月19日
蘇老師 形意拳講習会
講習会の内容は『十二形拳』。これを学ぶために沢山の日本分舘員が参加されました。
先ずは理論の説明。
形意拳の起源や歴史、形意拳の洗練された理論の中でも重要なものを抜き出して説明してくださいました。
理論の説明内容には重要な身法、歩法などが含まれており、参加された皆さんはとても真剣に聞き入っていました。
中には八極拳と通ずるところもあったりして、『おぉーなるほど』と思うようなところもありました。
最初は基本功です。内容は以下の通り。
1.腿法(蹴りの事)
2.歩法(歩き方の事)
3.五行拳の基本詳細
蘇老師は「これが完璧に出来れば形意拳は簡単だ」と仰っていました。
その後、いよいよ十二形拳の学習です。
十二形はご存知の方もいらっしゃると思いますが、
龍形拳、虎形拳、猴形拳、馬形拳、黽形拳、鶏形拳、鷂形拳、燕形拳、蛇形拳、鳥台形拳、鷹形拳、熊形拳
の十二種類。
その一つ一つ丁寧に運気の説明を交えながら教えてくださいました。
途中、消化不良を起こしている人もありましたが、無事全工程を終了。
最後は皆で表演して蘇老師にチェックを入れていただきました。
これで終わり・・・と思ったら、なんと形意内功も習えました!
本当に本当に盛りだくさんの内容でした。
参加された皆さんお疲れ様でした。本当に良かったですね。
・・・参加されなかった皆さん本当に残念でしたね。
2007年11月15日
三節棍
いつも通り近くの公園に出て、兵器の練習を行いました。
先ずは基本の苗刀。
四路まで套路を行ったら、対打を行う。
ある程度基本どおりに行ったら、間や刀勢、打つ気配などを工夫しながら本気で対打をしてみました。
色んなところ(特に脚と小手)を切られましたが、「カツッ」「カツッ」といい手ごたえで、受け流しの音が小さくなってきた。
だんだん受け流しの技が身についてきました。
時間が余りましたので、以前合宿で習った三節棍を復習。
この三節棍は螳螂拳の兵器。突いたり打ったり、振り回したりと基本功からしてかなり派手。
そのかわり失敗するとかなり痛い。
基本功の左右の振り回しを行っているとき、近くを通っている学生(たぶん中学生か高校生)が「すげー」と言っていました。
上下の振り回しは要練習というところでした。
基本功を終えたら、套路を練習します。
この套路は結構長いので、今日は最初の3分の1を集中的に練習しました。
最初はゆっくり、最後は螳螂拳らしく出来るだけ早く行ってみました。
螳螂拳は早くやるとカッコがつきます。
最後はK林さんと用法研究や近くの木を突いたり打ったりして(ちょっと痛い)実際の感じを練習しました。
道場に戻って、太極拳、螳螂拳、八極拳を練習しました。
兵器を練習した後は技が伸びていい感じ。
今日はこの辺で気分良く練習終了です。
2007年11月14日
練習日誌
今日も若い学生三名とF木さんが練習に参加していました。
この三人は最近入門した新人。
最初は武術の動きに戸惑っていましたが、使い方を交えて技を掛けたり掛けさせたりして教えているうちに今では2、3回言うと大抵のことはすんなり出来るようになってきました。
一度で覚えちゃったりするところを見ると、『流石に若いなー。』と感じます。
とはいえ、新人なので練習は基本功から。
順番は覚えられても、力の出し方はすぐには覚えられません。学生同士で互いに技を掛けたりしながら力の出し方やコツを学んでいきます。
コツがつかめてきたのか、結構うまくなってきました。
特にI君はとてもよく伸びて、切れある突きを打っていました。
彼は天才か・・・?それは今後わかる事でしょう。
F木君はというと上半身が硬いので、なかなか思うように動けない様子。
以前から先生から『もっと大きく動け』といわれ続け、早数ヶ月。
少しずつ柔らかくはなってきたものの、少し意識をおろそかにすると、また元通り。
今日も先生からの檄を受け、懸命にがんばっていました。
まだまだ課題は沢山ありそうです。
がんばって乗り越えてください。
2007年10月30日
うまくなってきたかも
八極螳螂武藝總舘日本分舘のブログを全力で占拠しています。
各曜日の教練は先生に必ず何らかの練習をつけてもらっているようです。
それは各教練によって違っていたりしているようで、各教練の向き不向きによって先生が選んでくれているというところでしょうか?
私は『拳芸論』で御馴染みの總敵拳。
この本には總敵拳の套路とその用法が詳しく紹介されています。実はこの套路には対打が在り、私はこの總敵拳の対打を主に先生に練習をつけてもらっています。
対打を繰り返し行うと、業をかけるタイミングや感覚、また各技に対する回避の方法やコツ等がわかってきます。
また、体や腕(主に前腕)の耐久があがる様です。
私は先生と対打を行うときは一切手は抜いていません。なぜなら先生に対して手を抜くことは失礼だと思っているからです。
ですから、先生もそれに応じてくれます。私が動いていられる限り・・・。
もちろん順番を完璧に覚えてからです。今では殆ど順番は考えていません。体が動くままに任せる感覚です。
こう来たからこうとか、こう返さなきゃと考えていたらあっという間にやられてしまうでしょうし、実際無理です。考える暇など在りません。
考える前に向かっていきます。・・・でやられる感じです。
やられたら練習し、工夫→やられる→練習と工夫→・・・・
いつも相手が先生でこんな調子なので本当に上達しているのかどうか微妙に感じていました。
でもある日、先輩教練のAさんと八極拳の開門拳、金剛拳の対打を練習したところ、格段に自分の体が強くなっていることを確認できました!
ちなみにAさんは八極螳螂武藝總舘日本分舘の中では重量級で私とは10キロ近く体重が違います。
突きや蹴りはもちろん、肘打ちや体当たりの感覚、本気で体当たりをされても負けない。当たった感じや安定感、体自体の強さが依然とは段違いでした。
これは、先生の私の性質に対する練習内容(強化内容)がしかっりマッチしているということ。
こうなれば、自分の練習にも力が入ってきます。
自分の練習を再考し、先生にアドバイスをもらいながら練習内容を再度組みなおしました。
今まで、あれもこれもとアンバランスに手をつけていた感じだった(今思えば)のに、徐々に自分の練習にも芯みたいなものができ、いろいろなことがわかってきました。
私と先生はこの總敵拳の対打を去年からずっと続けています。
一つの修練を自分の普段の練習に組み込み、それを正しく練習することにより、これらの効果が得られたのだと今は思っています。
このような例は他の方にも現れているようです。
それはまた次の機会に・・・。
やあ、本当に自分のことばかりになってしまった・・・。
2007年10月22日
土曜日練習日誌
この日は新人のYさんがいらっしゃいました。
印象は身長が高く、手足も長く、それでいて体つきもしっかりしているので、やりこめばあっという間に強くなるだろうなという感じでした。
まだ初心で動きがぎこちないけれども、何かの癖がちらほら。
ん・・・?他武道の経験者かな?
また、本日は久しぶりにT村さんもいらっしゃって、また一人懐かしい顔がもどってきました。
T村さんは仕事が忙しい中、たまに出来た休みを利用して練習に参加してくださる方の一人です。
普段、練習に参加できなくても少しずつ自主練をつんでいたようで、動きはお休み前と比べてそんなに衰えていない様子でした。
本日は初心者クラスの方が沢山いらっしゃったので、初心者、中級者に分かれて出洞拳の対打を行いました。
最初は先生の号令で初心の方に合わせて、一つ一つ丁寧に行います。
ある程度、号令にあわせたら今度は任意の速さで。
初心の方は一つ一つ思い出すように、相手に技をかけていました。大変そうですが、技をかけることが楽しくもあるようでした。
中級者のほうは技がある程度しっかりしているので、自分の動ける最大限のスピードで行っていました。
先ほどのT村さんはこの中級者。自主練だと対打の練習が出来ないので最初は思い出しながらでしたが、慣れてくると自分のスピードで行えるように復活していました。
この後、初級クラスは小虎燕拳を行って一般の練習は終了です。
一般の練習のあと、土曜日教練Kさんと私は先生に稽古をつけていただきました。
教練Kさんと先生は八極拳の対打。重い突きや肘打ち、体当たりを矢継ぎ早に相手に打ち込み、相手はそれを捌いていきます。
最後は先生と私が螳螂拳の対打を行って、本日の練習は終了です。
練習後に対打の状況を古参のAさんに報告したところ「それはスゴいな。いいなー。(たぶん『おれもそんな感じでやりてー』と思っている)」と仰っていたそうです。
2007年10月16日
体験入門者来訪
今年の夏はすごい暑さで、正直少しバテ気味でした。
これからは風邪をひかないよう、練習後の汗の始末などに十分注意していこうと思います。
さて、八極螳螂武藝總舘日本分舘では毎日、体験入門と見学を受け付けておりますが、最近本当に体験入門と見学にいらっしゃる方が増えました。
そういう時期とかがあるのでしょうか?
今日も元気な女性が一人(以下、Fさんと記します)、体験入門にいらっしゃいました。
武道関係は初めてということで、助教練から一通りの拳法の説明を受けていただいてから、螳螂拳の七星摘要第一路拳と楊家太極拳の簡易36式を少しお見せました。
Fさんは今でも定期的に運動していらっしゃるということもあって、螳螂拳を体験していただきました。
八極螳螂武藝總舘日本分舘では体験入門にご予約いただけますと、基本的に以下のような内容が体験できます。
■体験入門の拳法の種類が螳螂拳の場合
1.熱身動功
2.基本功(約半分)
3.十二路(一本目)
4.螳螂拳十二字訣(時間があれば)
■体験入門の拳法の種類が太極拳の場合
1.熱身動功
2.基本功(約半分)
3.陰陽太極九宮功(1本~2本)
もちろん、いらっしゃった本人の体力や興味の持ち方(希望)にあわせて内容は変化することもあります。
体力に自信のある人や護身術を学びたいという方には螳螂拳がお勧めです。他方でしばらく運動をしていない方、健康のために運動したい方には太極拳がお勧めです。
どちらを体験していただくにせよ、これがきっかけとなり八極螳螂拳に興味を持ち、一緒に練習する仲間になっていただければ幸いです。
この日、Fさんは前述の螳螂拳の体験メニューを全て体験していただきました。
最初はゆっくりと正確に行いますが、それだけではやっぱり楽しくありません。号令にあわせて素早く思い切り体を動かしてもらいます。
Fさんは初心にしては立ち方がなかなか上手で、突き蹴りが様になっていました。
ちなみにハンドミットで突きと圏捶(回し打ち)も受けましたが、腰が入っていてなかなか強かったです。
本人も気持ちよかったでしょう。練習後、「普段つかわない筋肉を使うので最初は大変ですけど、楽しいですね。」と仰っていました。
この後は一般の学生練習です。
本日は久しぶりにF木さん(いつもはFさんと記していますが、今回は紛らわしいのでF木さんと記します。ちなみにこの人はしゃべることもちょっと紛らわしいです。)がいらしていて、八歩螳螂拳 小番車、形意拳 五行拳などを練習しました。
久しぶりということもあって、少し忘れ気味でした。まったく・・・。
最後は私が先生に稽古をつけていただき、練習は終了です。
稽古をつけていただくと練習はキツイですけど、進歩はあるなという手ごたえは感じています。
風邪を引かないようちゃんと汗の始末をして練習終了です。
2007年10月04日
苗刀練習
道場ではちょっと兵器は振れないので、外で練習を行いました。
苗刀の4路ある套路を練習し、組になって対打をおこなう。
本日は苗刀の練習参加者が日本剣術の目録取り・免許者でしたのでただ漠然と行うのではなく、こうしたらもっと良くなるのではないか?とお互いに工夫しながら行ったので大変勉強になりました。
最近気付いたのですが、免許者の方は受けたり切りつけたりするときの音が初心者と比べると全然違います。
「カツッ」と鳴るだけで殆ど音がしません。受けたときはうまく受け流し、切付けの時はブレが殆ど無いのでしょう。
1、3、4本目はよく出来たのですが、2本目には身を翻して背後から太刀を切り返して脚を切りつける技や独特の突き技、巻き上げの技が入っており、難しいです。
受け流しの技も、もっとスムーズに攻撃につなげられるように練習する必要があるでしょう。
うーん・・・、もっと練習して手の内を柔らかくしなければいけないというところでしょうか。
2007年10月02日
太極拳
そのおかげで太極拳をかなり詳しく学ぶことが出来、とてもラッキーでした。
呼吸と各動作の意味など練習内容はかなり濃いものでした。
套路を一通り練った後は、推手を行って聴勁を養います。
ここまでで基本の練習は終了。本日は特別に実戦的な推手の練習も行いました。
太極拳のほう(手へんに朋)、り(手へんに履)、擠、按、採、れつ(手へんに列)、肘、靠の各勁を用いて、相手に技をかける練習です。
Aさんは最初は戸惑っていましたが、先生がコツを教えるといくつかの技はかかるようになりました。
私は教練Kさんと組んで練習しました。
技をかけるときに先生の粘るような感が出ないので、ひたすら試行錯誤を繰り返していました。
かからない技がいくつかありましたが、それは前述の原理が理解できればかかるようになるそうです。
太極拳の理解がまた一つ深くなった気がしました。
2007年09月11日
練習熱心な男
本日、あたらしく入門するOさんという方がこられました。
これからよろしくお願いします。
Oさんは武術経験が全く無く、騎馬式や登山式等の所謂立ち方や突き蹴りなど全て初体験のものでしたが休憩を入れつつ熱心に練習していました。
初心の方の初日は大抵、基本功、十二路の一本目を学ぶことになります。
これだけでも初日としては盛りだくさんの内容です。なので大抵の方は
「こんなに沢山覚え切れません。どうしたらいいでしょう?」
と質問してこられますが、これらの基本は身につくまで毎回やります。
最初は覚えきれなくて当たり前ですが、繰り返すうちにいつのまにか頭に入っているか体が覚えます。
さて、そうこうしている内にFさん登場。
Fさんは殆ど毎日通うという熱心ぶり。素直な性格も手伝って先生の指導にも力が入ります。
その甲斐もあってか、かなり上達が見られました。
Fさんの技は一言で言うと剛です。
全て全力で打ち出す。それを休憩を挟まず、1時間半~2時間ずっと練習しています。
先生が「限界か?」と聞いても、「いえ、やります!」といって休憩しません。
仕事の関係もあって寝不足で体力が不足がちの自分にとってはうらやましいの一言。
時間一杯、螳螂拳と形意拳を休み無く練習して「練習終わりです。」と言っても、そそくさと道場の端に行き、形意拳を練習します。
体力だけは土曜教練のKさんと同じくらいなんじゃないかな。
そしてとうとう帰らざるを得ない段になると、寂しそうな声で「ありがとうございました」と言って帰るFさんなのでした。
2007年08月30日
山田編集長来訪
本日は外に出て苗刀の練習を行いました。
八極螳螂武藝總舘日本分舘の苗刀には基本功、基本4路、麒麟苗刀等が伝わっています。
本日は基本4路を練習しました。
この基本4路には対打があり、対打を練習することで苗刀の基本的な操作をマスターします。
普段の練習では竹刀を使用して練習するのですが、本物の苗刀はとても長く、長いものでは刃の部分が1m20cm程のものまで存在します。
その形は野太刀に良く似ており、刀身はやや薄いようです。
操作も日本剣術の技術に近いものも存在します。
この日一緒に対打の相手を務めて戴いたのが日本剣術の免許持ちのKさん。
すごくうまいです。でも、中国独特の操作のところはちょっと苦戦気味です。
対打では遠慮なく打っていけるのでとても良い練習になりました。
道場に戻ってしばらく練習していると、先生とブドーラの山田編集長がいらっしゃいました。
今日は以前から製作を進めていた「螳螂拳秘法」の製本サンプルを持ってくださいました。
山田編集長曰く、「この本の通りに正しく練習すれば強くなれる内容だよ」とのこと。
このブログをお読みの皆様、是非購入してください。9月発売予定です。
<螳螂拳秘法 東邦出版 Budo-Ra Books>

2007年08月14日
月曜練習会
本日は初心者の方が参加されましたので、基本を重点的に行いました。
基本功は螳螂拳の基本十二路と呼ばれる単式練習を初心者にも学びやすいよう分解したものと、10種の蹴り技馬弓捶、歩法から成り立っています。この基本功を完璧にこなせれば、基本十二路は用意に出来、基本十二路が出来ればその後学ぶ大抵のことは出来るという仕組みになっています。
基本功を終え、少し休憩。
しかし、本日参加のFさんは体力がすごいので、休憩なしで大好きな形意拳を練習します。
劈拳を号令に合わせて行います。螳螂拳を一生懸命練習してきた甲斐があってかなり上達が見られました。
また、本人の隠れた努力もあるのでしょう。
この後は全員で基本十二路。
初心者の方も大体覚えてきたようで、なかなか様になっています。
とはいえ、荒いところはチェックしていきます。
基本十二路を終て先生の「Fくん、まだいけるか」との問いかけに対し、Fさんは「はい」と即答。本当に凄い体力です。
今度は形意拳の五行拳の二本目「崩拳」です。こんな調子でこの日はFさんはまったく休憩せずに最後まで練習していました。
さすがに最後のほうは少し疲れていたみたいですが・・・。
これが終わると、出洞拳、出洞拳対打です。
号令に合わせて全員で練習。ところどころ修正が入り、套路が終わると出洞拳対打を練習します。
最初は練習生同士でゆっくり号令に合わせて行いました。Fさんが大体覚えたようなので、先生が「Kくん、Fくんとやってみて」とおっしゃったので、私は「手加減なしですか?」と問い返すと「寸止めで、スピードは早め」とのこと。
私はこう見えて対打が結構好きです。最近は怪我をしていたのであまり練習してませんでした。最初はゆっくり目で始めて調子を確認。
あとはFさんの動きを見て、ついてこれるかこれないかのぎりぎりのスピードで行う。
Fさんは大慌て。てんてこまいです。でもこれを繰り返すことにより体のスピードがついていきます。
出洞拳対打の次は小虎燕拳です。
この套路は少林拳の套路で、跳躍したり伏せたりが多く、上下の動きを練習します。練習して出来るようになればかなり派手でカッコいい套路です。
女性のMさんは跳躍動作が苦手のようで、旋風脚がうまく出来ない、というかどう飛んでいいかわからない模様。
最初は分解練習。後ろに翻しながら左ひざを上げ、次いで足を入れ替えるように活面脚。
次第に出来てきたので今度は跳躍させてみる・・・。できました。
最後は散打練習。今日の受け担当は私です。先ほどFさんに三肘拳を教えている時に先生が何やら教え込んでいました。
先生の蓄積された研究の成果でしょうか、練習の成果がでてる・・・。「アブねぇ!」と思う連続技が何度か飛んできました。
土曜日には更に相手するのがきつくなるでしょう。
練習後は、先生とFさんと私で談笑して本日は終了です。
2007年07月31日
手ごたえ
本日の練習は蹴りを重点的に行いました。
合宿のレポートにもありましたが八極螳螂拳では基本功として10種の蹴り技が存在します。
合宿の時のように時間があるわけではないので、取り敢えず20本×10種。
合宿のときに1000本蹴りましたのでこの位は楽勝です。
私は少し思うところがあって重り(3キロ)をつけて20本×10種でやりました。
・・・15分後、流石に少しきつい・・・。
しかし、上級者の中にはこれを事も無げにこなす方が沢山いらっしゃいます。
その中でも重り(同じく3キロ)をつけて2000本蹴った人もいます。
お次は四路奔打。
この套路は螳螂拳の套路で、簡単に言うと蹴りばかりです。
いろいろなバリエーションの蹴りが登場し、蹴りが好きな人にはたまらない套路です。
螳螂拳らしく軽快に。そして最後は旋子脚、豪快な突き技でしめます。
個人的にはこの部分が一番好きです。
最後は八極拳の鍛錬を行いました。
小八極拳を10本。この小八極拳はシンプルでありながら、練習すればするほど奥深さを感じるとても良い套路です。
昔の人は小八極拳に3年かけたといいます。先生の号令に合わせてゆっくり行います。
いよいよ最後となったときに、一動作ごとに一定時間静止鍛錬・・・。
小八極拳はちゃんとできるようになってくるととても気持ちいいです。
今日の小八極拳の出来は結構良く、もっとやりこめば何かがわかりそうな手ごたえでした。
明日からの練習に楽しみがひとつ増えたところで、本日の練習は終了です。
2007年07月20日
夏季強化合宿2
皆さんは合宿と聞いてどういうものをイメージしますか?
私が職場で話すときはたいがい「何かの修行?」とか「飲み会なの?」ということを言われてしまいます。
武術をやってる方などは、あるいは朝から晩までしごかれ続けることを思い浮かべたりするのではないでしょうか?
八極蟷螂武藝總舘日本分舘の合宿では強化訓練を行うだけでなく、各個人の訓練の進度に従って新しい套路や気功、対打などを学習できます。
普段忙殺されてなかなか武舘に来れない方、練習に時間が割けれない方はこの機会にいろいろと学ぶことが可能です。
また、対人練習を色イな人と行い、技のコツを体に身につける事ができることも大事な要素だと思います。
合宿中の練習は朝から晩まで練習を行います。
もちろん適度に休憩をはさみ、気功等で体調を調整や疲労の回復をしつつ、練習を続けるというかなり密度の濃い練習となっています。
また、こうしたことで日常の煩わしさから離れて、武術のことだけに没頭するこのひと時は雑念が払われて心地よいものです。
参加者の皆さんは筋肉痛もあるようですがすごく楽しんで練習しているようです。
皆さん中国武術が好きなのもあるでしょうが、やはり練習内容に手応えを感じるからだと思います。
特に今回初参加のAさんは「クセになりそう!!」と大変満足のいく内容だったようです。
一日の練習を終えて、一息つくと楽しい宴会です。入浴して体がサッパリした後はおいしいお酒を酌み交わします。
これも合宿の醍醐味ですね。
話が盛り上がるのでついつい時間を忘れ、多少飲みすぎてしまい深酒になってしまう事も。
また、合宿に参加した仲間と世間話や練習に対する自分の考えなどを話し合い、お互いに刺激を受け良い機会でもあるでしょう。
このように練習の最中は真剣そのものですが、和気藹々とした雰囲気で合宿は行われます。
楽しみながら武術をやりたい、もしくは真剣に武術をものにしたいとお思いの方には、積極的な合宿参加をお勧めします。
今この時にしか得られないものがきっとあると思います。
2007年07月19日
強化合宿
今回はその強化合宿の様子を取り上げます。
日程が台風と重なっていましたが、そんな中たくさんの門下生が合宿に参加されました。
今回の強化合宿の目的は基礎力の向上と新しい技術の習得です。
熱身動功を行って体をほぐしたら強化合宿開始です。
最初は中級クラスと初級クラスとに分け、中級クラスは太極陰陽九宮功を、初級クラスは五行八卦気功を行いました。
私は中級クラスだったので、太極陰陽九宮功をそれぞれ20本ずつ行いました。
当日は雨も降っていて少々肌寒かったのですが、太極陰陽九宮功を行うことにより汗だくになってしまいました。
さて、次は基本功です。
ここからは太極拳クラスと螳螂拳クラスに分かれて行いました。
太極拳クラスは簡易36式太極拳を練習していたようです。
私は螳螂拳クラスに入りました。
早速、強化合宿らしく恒例の数稽古。今回は1000本蹴り!
先生も交えて順番に号令が飛び交います。
1000蹴るといっても、その1本1本をおろそかにしていては意味はありません。
途中、先生の注意や修正も入りながら1000本蹴りは進んでいきます。
流石、先生や教練達は淡々とこなしていました。
練習は進み7本目、8本目、9本目とこなして行き、最大の難関の10本目。
最後の10本目の蹴りは一度屈伸し、その後立ち上がりつつ上段を蹴り上げる技です。
後半になると立ち上がるのが辛くなっていきます。
そんな中でも特に頑張っていたのが今回初参加のIさんとKさん。見事、蹴りこなしました。
蹴り終わった後、皆さん疲れてはいるものの達成感で充実した様子でした。
今回の合宿ではこのほかに八極拳の三肘拳、六大開拳、螳螂拳の白猿出洞拳などを練習しました。
特に三肘拳では基本の3つの肘法と接近戦に於ける八極拳の身法を学びます。
肘法の対打の練習も交えつつ、どうやって技をかけるかなどの研究も行い、大変参考になりました。
強化合宿の最後には散打練習も行いました。
塔手から段階的に練習していって最終的には自由散手にしていきます。
私の相手はKさんでした。Kさんには申し訳ないとは思いましたが、今まで練習した螳螂拳の技をいろいろと試させていただきました。
中には気持ちいいくらいにかかった技もあり、螳螂拳の実用性の高さを改めて認識しました。
こうして充実した時間があっという間に過ぎ去ってしまいましたが、今年も合宿に参加して非常に多くのものを得ることが出来ました。
2007年07月13日
中級者練習会
中級者以上の方々のみでしたので熱身動功を行ったら、それぞれの練習に分かれました。
私は螳螂拳の七星摘要拳、總敵拳、酔螳螂拳などの練習を行いました。
先生がいらっしゃって、八極拳の練習が始まりました。
まずは基本功です。
八極拳の基本功から数種を先生が選択して全員で練習。
そして丁字八歩拳の練習。
一本目・・・ん?今日は調子がいまひとつ。これはきつい事になるかも・・・と思っていたら、2本目からはなぜか好調に。
酔螳螂拳の練習で疲れていたか?
ここで、Fさんが練習にいらっしゃいました。
Fさんは形意拳を希望されていますが、今はその準備として螳螂拳を練習中。
少し、螳螂拳の成果が出てきたのか小虎燕拳が伸びやかになってきています。
そして、今日の小虎燕拳の練習が終わったところでFさんお待ちかねの形意拳の練習。
・・・螳螂拳の時と気合がぜんぜん違います。嫌々感が無く、とても活き活きと練習していました。
そして形意拳のへき拳と崩拳を練習したところでFさんはタイムアップ。
Fさんは収功を行って、家路に。
・・・中断はありましたが八極拳の練習再開です。丁字八歩拳が終わると金剛八式拳に練習は移ります。
金剛八式拳は一本目、2本目、3本目は絶好調でしたが、4本目、7本目はもっとがんばりましょうというところでした。
特に4本目はひどい有様で、4回目以降は殆ど体操になっていました。
最後に小八極拳をみんなで練習して本日の練習終了。
最初の螳螂拳の練習をやりすぎたのか、今日は精も根も尽き果てました。
最後のほうは前後不覚の状態でした。
もっともっと体力をつけないといけないなと改めて実感させられた一日でした。
2007年07月11日
ひたすら八極拳
八極拳の基本功から順番に行い、小八極拳でしめるスケジュールでした。
まずは基本功。
私はいつも基本功と言えば螳螂拳の基本功ばかりで、八極拳の基本功はほとんど練習していませんでした。
久々にキツイ思いをしましたが、以前よりも出来ているような気がして少し自信になりました。
先生やK助教練は流石になれたものでひょいひょいとこなしてました。
次に丁字八歩拳。
丁字八歩拳は八極螳螂武藝總舘日本分舘ホームページにも記載がありますが、八極螳螂拳における八極拳の入門套路です。
丁字八歩拳は全部で8本あり、一本目から順番に練習していきました。
私はこの丁字八歩拳を好んで練習しており、基礎力をつけるには非常にいい練習だと個人的には思っています。
丁字八歩拳が終わると金剛八式拳に移ります。
金剛八式拳では爆発勁を練習します。金剛八式拳も八式というだけに8本の基本技から成り立っています。
土曜助教練のKさん(ばればれですがあえて伏せます)はムエタイに挑戦するにあたり、金剛八式第二段階の一本目を一日100本練習し、試合ではボディの一撃で相手選手からダウンを奪ったそうです。
それに倣ったわけではないですが、私も第二段階でちょっと激しく練習してみました。
結果は・・・最後に練習したときよりは上達しているかな・・・という感じでした。
最後に小八極拳をみんなで練習しました。
小八極拳は八極拳の基本套路でシンプルですが、それだけに奥の深い套路です。
この套路には金剛八式拳の技がたくさん出てきます。八極拳の基本と金剛八式拳が出来ればこの套路は容易にできるでしょう。
先生の号令でゆっくり練習していきます。
ここまでの練習で、足腰は悲鳴をあげつつありましたがなんとか最後までやり遂げることができました。
練習は辛かったですけど、練習後のお酒をおいしくいただくことが出来ました。
2007年07月06日
歩法付き対打練習
内容は猿猴歩で移動しながら相手を突き、相手は猿猴歩しながらそれを受ける。突きに対して三才歩で捌くと同時に蹴る等。
他にも螳螂拳の蹴りの対打。いろいろな蹴りのバリエーションとその組み合わせで対打を行います。
八極螳螂拳では套路の対打だけでなくこのような単式練習の対打も数多く存在しています。
これらの対打は単純ですがより実戦に近い練習で、実際のスピードでやるとこれは本当に避けれるの?と思うような蹴りもありました。
まだ順番を追うことで精一杯で素早くできませんが、体が動きに慣れたら楽しそうな感じです。
段階を追って対打を練習することで蹴りや突きに慣れるてくると、勘のいい人はすごい成果を発揮します。
また、対打練習をやりだすと急に生き生きとしだす先輩もいるようです。
対打をある程度行い自力がついてくると次は散打の練習を行います。
最初は自分が自由に攻撃するのみで、これになれると次は自分が自由に攻撃できて相手が突きのみという様に徐々に慣らしていきます。
散打といえば土曜にAさんというとても筋のいい女性がいるらしく、Kさんが防御のみの散打の受けをとったところ、先生が少しアドバイスしたら散打相手のKさんがやられそうになったとか・・・。
私も以前やらせていただきましたが、全くあたらずじまいでした。
でも、今やれば一発くらいはあたるかも・・・。

2007年07月05日
一緒に八極螳螂拳やりませんか?
八極螳螂武藝總舘日本分舘では様々な拳法、武器術を教えています(詳しくは当武舘のホームページを見て下さい!!)。
入門時、男性は基本的に螳螂拳、女性は螳螂拳もしくは太極拳から始め、学習の進度や本人の希望で他の門派(武道でいう流派と同じ意味)の武術を学習していきます。
螳螂拳は素早く動き、跳躍する動きが多く、技の意味が理解し易いです。
それぞれ套路(空手でいうところの型)には対打があり、この対打を行うことによって技をかける間合いやタイミングや感触を得ます。
最初はゆっくり行いますが、慣れてきたら激しく行います。
上級者との対打は手加減無用なので、ある意味ストレスを発散するには最適かもしれません。
これに対して太極拳はゆっくり動き、蹴り技、跳躍動作が少ないです。
套路に入る前に太極陰陽九宮功という気功から学習します。これは気功的に効果が高く、後に学ぶ簡化36式太極拳を分解したもので構成されているので
その後の太極拳の学習が大変容易になります。
どちらの拳種も全く運動経験のない方も少しずつ、無理なく練習を進めていくので安心です。
練習が進みますと希望があれば順を追って八極拳・形意拳、八卦掌等の拳種も学べるようになります。
練習は本人の目的やそのときの体調に合わせて練習が進んでいきます。
健康維持のため、ダイエット目的、さらには強くなりたいなど各個人で目標はさまざまです。
最初の目的はどのようなものでも、入門して八極螳螂拳を面白いと感じていただければと思っています。
私は強くなりたいと思って螳螂拳から始めました。
八極螳螂の門を叩いて早9年。今だに学ぶことが多く、奥深さを日々実感する毎日です。
皆さん一緒に八極螳螂拳を練習しませんか?

2007年06月18日
体が硬いと・・・
最近では暑くて床一面に汗の道が続いています。滑って転ぶと危険なので汗をかいたらこまめに拭いてほしいと思う今日この頃です。
先週の金曜日(6/16)Fさんという方が小虎燕拳に入りました。
だけどFさんはかなり渋っています。
形意拳がとても好きらしくそちらの方を進めたがっています。形意拳は単純な動作ゆえに柔らかさや体の中の動きが重要なんだと先生は言っていました。
例えば突き一つとっても肩甲骨が固いと肩の可動域は狭くなり更には首の柔らかさも欠いてしまいますし突き出した前の腕、後ろの肘、頭が一直線上にはなりません。
腰(骨盤)の捻りが足りないと拗歩で半身になることもままならなければその状態での突きも真っ直ぐ突く事もできないと思います。
ここでFさんの話に戻ると彼は体が固く特に首が縮んでしまっています。
突きを出すと腕と肘は真っ直ぐでも頭が傾いてしまいます。
小虎燕拳はアクロバティックな動きが多く体の固さを解消するには良いと先生が言っていました。Fさんがんばってください。
なんてここで偉そうな事書いている私も早い動作が超苦手なのでがんばりたいと思います。
2007年06月12日
陳家太極拳講習会
今回は陳家太極拳の簡易式、それと忽雷架をやりました。私は簡易式の方は学習済みだったので忽雷架を学ばせてもらいました。
老師曰く、忽雷架の『忽』という字は中国では驚くという意味で、「この技を見た人が雷に驚いた時のように衝撃を受ける」というのがこの名前の所以らしいです。
そして、老師の動きにはやはり驚かされました。
高齢にも関わらず、蹴りは鋭く震脚は力強く、迫力があました。
それでいて柔らかな動きで腕はよく伸びるし軽やかで、なんか優雅でずっと見ていたいような気さえしました。
忽雷架を習ってみて簡易式に似ているとはいえ、初めて見る動作が多かったので私には難しかったです。が、忽雷架をする老師の姿を見れただけでも良かったなと思います。
老師がどういう風に体を動かしていたかいつまでも覚えていたいと思いました。

2007年05月27日
2007年春 拝師弟子講習会
昨日より拝師弟子の講習会が始まっています。
内容は極秘なのですが、少しだけご紹介します。中国武術は一般的には、柔道のような寝技やレスリングのようなタックルは無いと思われがちですが、実は中国の伝統武術に無い技はないのです。
たとえば、楊家太極拳の抱虎帰山という技には、レスリングのタックルのように、相手を倒してしまう使い方もあります。柔道の裸締めのような閉め技ももちろん練習します。ただ、どちらかといえば、閉め技というより瞬間的に、絶息させてしまうものです。
それ故に、拝師弟子はことらさ、それらに対する対処もできなければなりません。
今回はそれに類する内容の講習会です。
昨晩は、蘇いく彰老師と参加拝師弟子一同、高級日本酒が飲める行き着けのMという店で、懇親会を行いました。日本酒にうるさいS氏も大満足でした。通常あまり手に入らない貴重な十四代や黒龍を飲みまくりました。
当然のことながら、会計の折にその金額に皆愕然としたものです。
まあ、いつものことなのですが・・

豊橋支部長のK氏の許可を得て、上記極秘の写真を掲載しています。。
2007年04月30日
蘇いく彰老師 春季合宿レポート その1
本日で金剛真心会の合宿は終了し、午後より一般分館員の前期の合宿が始まります。
今回の金剛真心会の合宿では、大八極拳の第二段階を老師より伝授されました。この極秘伝を学ぶためにに、日本各地より、拝師弟子一同が皆必死にスケジュールを調整し、集って来ました。
大八極拳の第二段階は、極秘伝に属する套路で、今回これを学ぶことができ、皆大変満足の様子でした。この第二段階からは、いよいよ活八極の練習になります。八極拳を実戦で使うためには、必ず習得しなければならないものなのです。
この金剛真心会の合宿にでること程、蘇いく彰老師の弟子であることを幸福に思い、誇りに感じることはありません。
午後一番には、八歩螳螂拳の本の取材で、フルコムの山田編集長がいらっしゃいました。
取材の折、今回久々に蘇いく彰老師の実戦武術家としての凄みを垣間見ることができました。相手をしたのは、助教練の二名のK氏でした。この二人を相手に、蘇いく彰老師は、二人の攻撃を勾ろう採で、あっさりさばき、電光石火の突きを数発繰り出しました。
その速さに、ただただ驚嘆するばかりで、やられた二人は、はっと気付いた時には、打ち倒されており、いったい何をされたのか、全く分からなかったそうです。
老師は撮影が終わった後、「本当に打ち抜けば、危ない!でも、学生だから加減したんだ。」と、笑いながら言っていました。

2007年03月25日
対打の訓練
最近、対打がとても面白い、というか気持ちよく感じるようになってきた。
八極螳螂拳日本分舘ではさまざまな対打の套路が伝わっていますが、二人以上いないと練習できないので、ある程度練習が進んだら集中的に対打の練習を行っています。
対打は表の套路を覚えていなければならない事はモチロンのこと、裏も覚えていなければならない。初心者は套路は裏も表も覚えています、でも二人で組んでやるとわからなくなります。という方が多いです。
よって、最初のうちは『二人で組んでスムーズに行うことができるようになる』ということが対打の練習内容になります。
その段階を乗り越えるといよいよ自分の現在の力と技のかけ方を実験できるようになる。相手が上級者ならなおさら遠慮なしに技をかけることができるようになります。
今日も内弟子の方と初心者が組になって出洞拳対打を行いました。
初心者はやはり覚えたてなので、套路の一つ一つのつながりがあいまいで考えながら順番を浸すら追っていっているようです。
そこは、できないときは何度でもできるまで教えるのが、八極螳螂拳のモットー。
ひたすらできるまで繰り返します。
ひたすら・・・・。
先生が対打の練習を見てくださっていたので、僕は自分の螳螂拳の練習をさせていただきました。時々チラッと見ると、最初は悪戦苦闘していたのに徐々に慣れてきたのかだんだんスムーズにできるようになっていました。
で、先生が
「■くん。相手してあげて。」
と一言、相手は初心者なので最初はゆっくり相手をしていたのですが2、3回繰り返すとそこそこスピードを上げてもついてこれるようになり、本人も「慣れてきました。」とおっしゃっていました。
対打の訓練はやればやっただけ力になります。もっと練習して更に精進してください。
一般の練習が終わった後は先生と僕とで上級套路の対打の練習。
一回だけゆっくり、後は五回ずつフルスピードで。少しくらい間違ってもお構いなしに防御、攻撃を行い、本人たちが納得いかなければノーカウント。
最近ずっとこれを繰り返しているものですからスピードがすさまじい。
順番を間違った攻撃をしてしまってもお構いなしに防御して反撃までできてる。
ああ、成長したのだと実感できる一瞬です。
皆さんも味わってみてください。それに必要なのは努力、集中力、対打の相手のたった3つです。
2007年03月09日
練習日記
突きは拳法の基本で、簡単に見えながらもとても難しいです。初心者ならなおのこと難しいと思います。
よく初心の方は腕と拳先が一直線にならないことがあります。そんな初心の方を指導していた折でした。
先生が突然、「一列に並んでください。」と一言。
私は、いつもどおり馬弓捶の練習かなと思っていたら、予想外の一言が・・・
「拳立て。」
なにぃッッッッッッッ!拳立てッッッッッッッ!
実は、私は筋力トレーニングというものがあまり得意ではありません。武器術の練習を毎日やっていればそれなりにつくだろうと思っていたし、現に腕力もそこそこありました。
学生の頃は沖縄空手をやっていましたので、それこそ毎日のように拳立て、指たてをやっていたのですが、ここ1,2年はあまりやっていませんでした。
本日は男しかいないということもあって50回やりました。
な、なまってる・・・。
50回がとてもきつく感じました(というかぎりぎりでした)。ちなみに先生はその後、更に50回の拳立てをひょいっとやっていました。
で、その後に馬弓捶。
腕がいい具合に疲れて、いい感じでつけました。体、腕、拳、指に流れる感じもとても良く感じました。初心の方も拳先が折れず、いい感じで突いていました。
その後、一般の練習が終わった後、私と先生はひたすら螳螂拳の対打の練習をしていました。
最初はゆっくり行うのですが、そのうちとんでもない速さになります。でもってそれでも寸止めで行います。
少し前から、後頭部から頭頂部にかけてぞわっとした感覚があったのですが、この日ついに・・・。
おおぉ!
どうなったかは内緒です。アタマがおかしくなった訳ではありません。念のため・・・。
その状態はしばらく続き、その興奮でその夜は眠ることができず、徹夜で仕事に行く羽目になりました。
2007年02月27日
道場日記
久しぶりの稽古日誌です。
月曜の稽古は久しぶりに5人もの方が来てくださいました。
その中で新しく入会された方が一人いらっしゃいました。
最初の一回目ということで、マンツーマンで指導を行いました。
初心者の質問はある意味で素直に核心をついてくる油断できない質問であることもあります。また、質問に応答することで自分が何をわかっていて何をわかっていないかと言う確認もできます。
初心者の方が入会されるとほとんどの場合、「こんなに沢山覚えきれない」と云う感想が帰ってきます。それは当たり前のことですが心配することはありません。基本というからには毎回稽古します。私も毎日必ず稽古に入れているくらいです。ですから安心して取り組んでください。
八極螳螂では月会費1万円で何日でも稽古に参加できます。ですから、できるだけ通っていただいて、稽古すればいつの間にか覚えていると思います。
まあ、なかには一回見ただけで覚えてしまう、アンタすごいねっていう人もいますが、あせらずじっくりやりましょう!
特にF君。今アンタに必要なのは熱身動功だよ。
連絡ノートに初心者に指導するのは難しいと書いていたアナタ。気にしすぎです。
先生は私より丁寧に教えていたとおっしゃってましたよ。
2007年02月18日
ムエタイ挑戦記 第六部 最終回
2007年新春特別企画として、全6回に渡り、八極螳螂武藝總舘日本分舘の拝師弟子である桐原高史氏による「ムエタイ挑戦記」を掲載して行きます。今回は最終回です。
「ムエタイ挑戦記」 第六部
桐原高史
2ラウンド。さっきとは違って相手は攻撃的になり、隙を見せるとガンガンに攻めてきます。また、試合慣れをしているらしく、上手くロープの反動を使って攻撃に転じたり、組み付いてわき腹へ膝蹴りを応酬してきます。膝蹴りはまともに食らうと非常に危ないので組まれるとすぐに投げるよう心掛けていたのですが、それでも何発かわき腹にもらってしまいました。
少し苦しい状況になりかけたものの、何度かダウンをと取ることが出来ました。「これで形勢を立て直すことが出来る!」と思っていると、相手は無理やり立たされて攻めてきました。この時はムエタイ選手の強靭さを垣間見た気がしました。ちょっと危なっかしい試合展開になってしまいましたが、ダウンは取れたのでなんとか有利な内に2ラウンドは終わりました。
そして最終3ラウンド。ムエタイでは2ラウンドの試合展開でこの回の戦い方を決めるそうです。相手は攻撃をほとんど仕掛けてこなくなり、様子を見るようになりました。また、こちらが攻撃するのを待っているようにも感じ取れたので、油断することなく一気に攻めようと考えました。一瞬、自分も守りに転じようか迷いましたが、こんな時こそ気遅れが命取りになると思い攻撃しようと決めました。しかし、さすがに疲れが出てきたのか、思うように体が前に出なくなり、数発ローキックを受けてしまいました。幸い、試合中はなんともなかったのですが、翌日にはみごとに右足は腫れ上がり、青痣が出来ていました。鞭のようにしなるキックでしたが、これをまともに胴や首にもらっていたらと思うとぞっとします。
さて、この回にも飛び込んで顔面にパンチを入れてダウンをとったりもしたのですが、ミスや油断に気を付け過ぎたのかあまりパッとした試合にならないまま終わってしまいました。結果は私の判定勝。「ああ、やっと終わった。八極螳螂の面目は保たれた。」と安堵する反面、自分だけノックアウト勝ち出来なかったことが悔しくもありました。
試合が終わってリングから降りると、誰だか知らない人達から「ナイスファイト!」と次々に声を掛けられ、私だけチップを貰いました。「俺ってみんなから負けると思われていたのかな?」と少し落ち込みましたが、これって良い試合だったって事ですよね?
試合中、自分が出した技はあまり覚えていません。後で聞いたり、記録として撮ってもらったビデオを見て初めて気付いたりします。印象的だったのは、螳螂拳の手技がしっかり出ていたことです。特に圏捶・崩捶でこれらは無意識に出していました。1番練習しているものの1部であり、試合前に受けたアドバイスはほとんどで上手く使いこなせなかったので、「昔から一番練習しているものは意識していなくても使える」という言葉は本当なんだと実感しました。ちなみに、崩捶はタイでは珍しいらしく、おじいさんが孫に教えていたと観客の方から聞きました。
この挑戦を振り返ると、いままでの人生の中では冒険した部類になります。いろいろと辛いことや厳しいこともありましたが、とても良い経験になりました。「やれば出来る!!」と実感し、八極螳螂が理屈ではなく、こんなどんくさい自分でもここまでできるということを証明できてとても嬉しく思います。また同時に様々な課題が出来たので、さらに練習に励んでいき、中国武術の真髄に少しでも近づけるよう頑張りたいと思います。
最後になりますが、こんな私ですがいつも指導してくださる野田先生、ムエタイツアーでいろいろとお世話をしていただいた山田編集長、拳真館の羽山館長、門弟の内田氏、モハンビスタ氏にこの場を借りてお礼申し上げます。
最終回 第六部 完
2007年01月30日
ムエタイ挑戦記 第五部
2007年新春特別企画として、全6回に渡り、八極螳螂武藝總舘日本分舘の拝師弟子である桐原高史氏による「ムエタイ挑戦記」を掲載して行きます。今回は5回目です。
「ムエタイ挑戦記」 第五部
桐原高史
私の試合は何故かメインイベント(?)である3試合目となり、「妙な期待されているのかな?」と変なプレッシャーを感じつつ、同行している拳真館の2人のセコンドの手伝いをして自分の番を待ちました。
それで2人ともKO勝ちしたので、この波に乗って自分も勝つ意気込みでリングに立ちました。ただこの時、まともにファールカップの付け方が分からず、適当に付けていたら他の選手のセコンドらしきおじさんが「おまえ大丈夫か?」となかば呆れ顔で付けてくれました。おじさんありがとうございます。
いよいよリングに立ち、儀式の始まりです。相手は有名な「ワイ・クルー」というムエタイ独特の舞をやっていましたが、当然何も知らない私は代わりに太極拳か劈掛掌を演武するという案もあったのですが、試合まえに緊張で失敗したり疲れたりするのが怖かったので、簡潔に四隅の神々に八極螳螂門の礼である「請」を行いました。後日、記録映像を見ていた野田先生がその姿をみて笑っていましたが、一体何故なんでしょうか?
一通りの儀式を終え、お互いにルール説明を聞き、礼を行って試合が始まります。この時には吹っ切れたのかもう緊張はしておらず、とても落ち着いていました。そして、体の内面に何か熱を持ったドロドロとした液体のようなものがゆっくりと対流している感じが今まで以上に強く感じられており、なんだか負ける気がしなくなっていました。極度に環境が厳しくなると、精神が特殊な状態になるのかなと考えているうちに試合は始まりました。ローキックやジャブでお互い距離をとって様子を伺っていましたが、ダラダラとしては気が緩みそうだったので、思い切って相手の懐に入ってボディにパンチを数発叩き込みました。傍から見ると無茶苦茶にパンチを小刻みに連打しているように見えますが、それは拗歩捶と順歩捶を連続し、腕が伸びない距離で打つので少し滑稽な感じがします。
これは確かに相手に効いている感触があり、実際倒れていたのですが、ボディへの打たれ強さを誇るムエタイで、あっさりと倒れるとはレフリーは思いもよらなかったのか、ただのスリップという判定で試合は再開しました。相手選手は腹をおさえていて、無理やり立たされているのに...。
1ラウンドはボディへのダメージが残っているのか、相手はあまり攻撃はしてきませんでした。何発か攻撃をあてたものの、ダウンさせることなくこれで1ラウンド終了です。
第五部 完
第六部 最終回へつづく・・・
2007年01月21日
ムエタイ挑戦記 第四部
2007年新春特別企画として、全6回に渡り、八極螳螂武藝總舘日本分舘の拝師弟子である桐原高史氏による「ムエタイ挑戦記」を掲載して行きます。今回は4回目です。
「ムエタイ挑戦記」 第四部
桐原高史
練習が終わり、パタヤのホテルにチェックインしていよいよムエタイ・チャレンジ!!とその前に夕食を済ませ、山田編集長からのインタビューや、ムエタイの試合運びについて助言を受けたりして試合までの時間を過ごしました。
時間が来て、会場となる「ベストフレンド・バー」へ向かいました。そこはリングを中心に幾つかの飲み屋が集まっており、様々な人種の観客が集まっていました。
リングに立つのは初体験で、足場を確かめながら
「とうとうここまで来てしまった。ここで不様に負けたら何のためにはるばる日本からやってきたのか分からないな...。」
などと少し不安な気持ちになってきました。
そうこうしているうちに、「対戦相手を決めるから、裏手にある駐車場にいくように」と声が掛かりました。3人とも「駐車場?」と思ったのですが、行ってみるとそこには暗がりのなかに選手と思われる人達が大勢溢れかえっていました。セコンドとかも入れたら100人位いると思います。そんな人ごみの中に3人とも立たされて競り落とす形で対戦相手を決めていました。
周りを囲まれて「なんか奴隷市場で売られている気分だな」と感じつつ、早く対戦相手が決まって精神的に楽になりたいと願ってました。この時はなかなか決まらないので本当にしんどかったのです。そして、やっと最後に自分の対戦相手が決まり、顔合わせをして、選手控え室へ向かいました。ところが、そこは何処かの海水浴場の脱衣所みたいなところで、妙に汚い上に、対戦相手と同部屋でした。さすがにこの時はテンションは下がりきってしまいました。しかし各自思い思いのリラックス法で、なんとか試合に向けて調整していました。
ちなみに、私はいつもの練習で行う「熱身動功」と八極拳の拗歩捶を数回行いました。すると段々とテンションが上がり、いつでも試合OKな状態になってきました。
そして、いよいよリングへ入場する時間となりました。
第四部 完
第五部へつづく・・・
2007年01月15日
稽古日誌
月曜日ということもあって、今日は新人のFさん一人でした。
・・・というのは言い訳で、以前は月曜日もたくさんいらっしゃっていたのです。
さらに追い討ちをかけるように道場にある土曜日の練習日誌には、
今日はたくさん来てパニックになって大変でした。
あー、学生の少ない曜日がうらやましい。
と書いてありました。
・・・んだと、このヤロウ。
見事な、そしてきれいなあてつけです。
土曜日の教練Kさんは最近このブログでムエタイ挑戦記を連載している人です。
以前はそんなこと云うような人ではありませんでした。人って本当に怖いですね。
さて、そのようなことはさておき本日の稽古日誌に戻ります。
新人のFさんは以前大陸系の形意拳を本場で習ってきた経験がおありで、八極螳螂拳でも形意拳を希望しています。現在は基本として螳螂拳をやっていますが、勝手が違うらしく悪戦苦闘していました。
Fさんは膝を怪我していてあまり無理はできないので様子を見ながらやっていたのですが、ちょっときつかったかなと思った練習でもけろりとこなしていました。
基本功、基本十二路を行った後でも息ひとつ切らさない・・・。
すごいね、アンタ・・・。
感心しました。
Fさんは基本十二路が終了したので、十二路対打、出洞拳を、私と途中参加のK林さんは總敵拳の対打を行いました。
この總敵拳の対打は中級に位置していて、とても難しい。何とか一段ずつこなしていって今日は四段までK林さんと稽古しました。
本日のブログの冒頭に土曜教練のKさんのことが記載されていますが、少しだけ面白おかしく誇張されています。本来はとてもいい人(かも?)です。
2007年01月15日
ムエタイ挑戦記 第三部
2007年新春特別企画として、全6回に渡り、八極螳螂武藝總舘日本分舘の拝師弟子である桐原高史氏による「ムエタイ挑戦記」を掲載して行きます。今回はその3回目です。
「ムエタイ挑戦記」 第三部
桐原高史
2004年1月、いよいよムエタイ・チャレンジへ。
タイ・バンコクへの到着は深夜となり、ホテルで1泊してからパタヤにある「ヨートン・ジム」へ向かいました。この時は企画した山田編集長を始め、このツアーに参加する拳真館の羽山館長、その門下生である内田氏、モハンビスタ氏も同行しました。拳真館は、顔面や目突きありのルールで試合を行い、日ごろから超過激なスパーリングをこなしている空手団体です。八極螳螂の人間はスペインで国際合宿があったため私のみの参加です。昼を少し回った頃に到着し、そこでは2時間程ムエタイの練習を行いました。何故あらためてムエタイの練習をしたかというと、ここにはコーチ兼試合のプロモータがいて、出場する選手の力量を見極めることと、ムエタイとの試合が出来る実力があるか判断するためです。着いた時には現地の人や白人がすでに練習しており、とても緊張した空気が漂っていました。
さて、練習はというと私と拳真館の2人がレッスンを受けました。まずは1人ずつミット打ちを行い、続いて首相撲や幾つかの防御技術を教わりました。3人ともムエタイは初体験でしたが、拳真館の2人はすぐに出来るようになっていました。ところが、私はというとなかなか思うように体が動かず、特にスイッチキックは苦手で最後まで下手くそなままでした。後で聞いた話ですが、そんな私の動きをみたプロモータは「あいつは、なんて蹴りが下手糞なんだ!こんなんで試合できるのか?」と呆れていたそうですが、キックミットでいい音が出てくると「まあ、選手として試合に出れるな。」と認めてくれたそうです。もしかしたら試合に出れなかったかもしれないと思うと冷や汗がでました。
そんな感じでミット打ちが終り、続いて首相撲や防御技術の練習となりました。私は、それまでムエタイとキックボクシングは、似たようなもので大差ないイメージを持っていました。しかし色々と教えてくれたそのコーチが小柄で痩せていて、しかも40代後半と思われるのに、組んでみると巧みに力を外し、巻き込み、受け流していました。この時はムエタイとキックボクシングが、全然別物でどちらかというとムエタイの技術は、中国武術的な印象を受けて見方が変わりました。
第三部 完
第四部へつづく・・
2007年01月11日
ムエタイ挑戦記 第二部
2007年新春特別企画として、全6回に渡り、八極螳螂武藝總舘日本分舘の拝師弟子である桐原高史氏による「ムエタイ挑戦記」を掲載して行きます。今回はその第二部です。
「ムエタイ挑戦記」 第二部
桐原高史
試合に向けての特訓と言うようなものは、あまり行いませんでした。試合形式は3分3ラウンドということなので、まずはスタミナをつけることを第一目標としました。八極螳螂には基本功に10種類の蹴り技がありますが、それを前半(5種類)と後半(5種類)に分け、2分以内に左右合計100回ずつ蹴ることを日課としました。また、仲間と散打を行うときは、1回3分のスパーを休まずに5~8セット行いました。
次に、ムエタイの選手は打たれ強いと聞いていたので、攻撃力をつけるために八極拳の突きを3種類程練習しました。これは、1種類につき100本を連続で突き続けることを目標としましたが、対ムエタイ用として野田先生から、特別に教えて頂いた衝捶(普通の衝捶とは違います。)だけは激しい動作なので50回ずつしか出来ませんでした。
スタミナを付ける練習は新空手を始めてから続けていた練習の量を増やしたものですが、攻撃力を付けるための突き技に関してはムエタイに向けて特別にやりこみました。
実はこのような格闘技ルールでは筋肉をつけた方が有利と思い、内心ウェイトトレーニングでもやろうか思ったのですが、どうしても中国武術のやり方で勝ちたかったのと、今までの練習の成果を証明するために、あえて八極拳の突き技を徹底的に練り込むことに専念しました。
このような練習を重ねていると、少しずつではありますが今までとは違う感覚が出てきました。いくつかあるのですが、最も不思議だったのは体の中に何かドロッとした液体が対流しているような感覚が練習中に出てくることと、その感じが出るとグローブを付けてスーパーセーフ(胴)の一番硬い部分の上から突いても相手を悶絶させることが出来るようになったことです。
このような体験をして「やはり八極螳螂の武術は凄い!!」と再認識したと同時に、「この状態であればムエタイと渡り合える!!」と確信を得ました。
第二部 完
第三部へつづく・・
2007年01月07日
ムエタイ挑戦記 第一部
2007年新春特別企画として、全6回に渡り、八極螳螂武藝總舘日本分舘の拝師弟子である桐原高史氏による「ムエタイ挑戦記」を掲載して行きます。
「ムエタイ挑戦記」
桐原高史
1998年4月、私は、以前からぜひ習いたいと思っていた八極螳螂武藝總舘日本分舘に入門しました。そして野田先生の下で、螳螂拳と八極拳を中心に練習を続けてきましたが、練習を開始してから数年たった頃、私を含む練習熱心な道場生数人が、野田先生から声をかけられました。「君たちもグローブ空手の試合に出てみたら」
私は分館に入門する前、名古屋で長拳を習ったことがありましたが、それは表演用のもので、ここで学んでいる闘うための武術とは違ったものでした。まして格闘技と呼べるものを学んだのは高校時代、授業でやった柔道ぐらいのものです。だからその時は、「私なんかが出てもよいのでしょうか。」と思わず先生に問い返してしまいました。
実は当時、内弟子の人たちが、入門して1年くらい経つと練習の一環として新空手の試合に出ることは知っていました。昔、その内弟子の人たちがよく言っていました。「試合に出るとそれまでとは、ぜんぜん変わるよ。一回勝つともっと変わるよ。」
それで何が変わるのか知りたく、また自分の実力を試したくもあり、仲間と共に新空手の試合に出場するようになりました。
しかし新空手は、プロのキックボクサーを目指す人も参加する程、レベルが高く、私もK-3という初級レベルの試合で初勝利するまでに何戦か要しました。それからK-3の試合で何勝かして、自信がついたのでK-2という上のレベルの試合に参加することにしました。しかしK-2は選手層も厚く、非常にレベルが高く、なんとか一勝はしたのですが、その後、仕事が急に忙しくなったことも重なり、連敗が続きスランプに陥ってしまいました。
初めての試合、初めての勝利、それらを経験することによって確かにそれまでの自分とはまったく変わりました。それは何か「自信」のようなものだったと思います。しかし大きな壁にぶつかって、その自信は粉々に打ち砕かれてしまったのです。
そんな時、格闘技雑誌「ブドーラ」誌上で、野田先生、山田編集長、拳真館羽山館長の座談会が行われました。話の成り行きから山田編集長企画の「ムエタイチャレンジ・ツアー」に、八極螳螂武藝總舘日本分舘からも、誰か参加することになりました。それである日の練習終了後に野田先生からその話が出て「もう君が行くことになっているから。」と言われました。師匠の命令は絶対です。そしてこのスランプを打開しようと思い、「ムエタイチャレンジ・ツアー」への参加を決意しました。
第一部 完
第二部へつづく・・





